私たちは、酸素を吸って栄養素を燃やし、エネルギーを作って生きています。
けれど、吸った酸素の2~3%は活性酸素になってしまいます。
活性酸素は、体内の有害な菌を殺菌してくれますが、一方で体や肌を老化させてしまいます。
なので、若々しい肌と体を維持したいなら、活性酸素を除去することが大切です。
そこで、活性酸素を除去する「抗酸化食品」を紹介しますね。
活性酸素が増加する(老化のスピードを速める)日常の習慣
まず、老化を促進してしまう(活性酸素を増やす)日常の習慣を紹介しますね。・紫外線
・精神的、身体的にストレスを感じたとき
・激しい運動をしたとき
・喫煙
・飲酒
・ファーストフードなど添加物の多い食生活を続けたとき
・脂肪分の多い食事
これらは、体内の活性酸素を増やし、老化を促進してしまいます。
若々しい肌と体を保ちたいなら、生活習慣の見直しも行ってくださいね。
それでは、次は抗酸化食品を紹介しますね。
カロテノイド|老化を止める栄養素
カロテノイドは植物などに存在する色素で、強い抗酸化作用を持つ栄養素です。β-カロテンやリコピン、アスタキサンチンなど約6000種も種類があります。
人間は、カロテノイドを体内で作ることができないので、野菜や果物から摂取する必要があります。
理想的な摂取量は1日10mgで、野菜の汁物や小鉢を毎食1~2品、1日5品以上が目安です。
【カロテノイドを多く含む食材】
・リコピン ⇒野菜や果物(トマト、スイカ、柿など)
・β-カロテン ⇒緑黄色野菜(ニンジン、かぼちゃ、小松菜など)
・アスタキサンチン ⇒鮭やえび
ポリフェノール|老化を止める栄養素
ポリフェノールは、高い抗酸化作用を持つことで有名です。種類も豊富にあり、アントシアニンやカテキン、イソフラボンなどもポリフェノールの一種です。
研究者の間でも、5大栄養素(たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル)や食物繊維に次ぐ栄養素として注目されています。
しかも、抗酸化効果のほかにもさまざまな効果があり、チョコレートのカカオポリフェノールは疲労回復、そばのルチンには冷え症を改善する効果があります。
このように、ポリフェノールには、抗酸化作用にプラスして、さまざまな効果があるんです。
【ポリフェノールを多く含む食材】
・イソフラボン ⇒大豆
アリシン|老化を止める栄養素
アリシンは、ニンニクや玉ねぎをきることで壊れた「アリイン」が、酵素の働きでにおい成分に変化したものです。抗酸化作用があるのはもちろん、殺菌作用も持ち、ビタミンB1と結びつくと食欲や代謝を促してくれます。
アリシンは熱に弱いのですが、油で調理すると栄養成分が壊れにくくなります。また、水にさらすと栄養素が抜けてしまうので注意です。
【アリシンを多く含む食材】
・たまねぎ
・ニンニク(きる、つぶすとアリシンが生まれます)
活性酸素は、体を老化させてしまいます。
生活習慣を見直して活性酸素から体を守り、抗酸化作用のある食べ物を食べて若々しい見た目を保ってくださいね。
カテゴリ:アンチエイジング 体のアンチエイジング