前回は、腸内の悪玉菌は活性酸素を大量に発生し、
活性酸素は、肌トラブルの原因や老化を促進するという話をしました。
まだ読んでいない方は、こちらからどうぞ。
→腸内環境の悪化は、活性酸素を大量発生させニキビや老化を促進する
腸内環境が悪化すると、悪玉菌は増えてしまいます。
なので、ニキビケアや美肌、アンチエイジングするためには、
腸内環境を良くすることがとても重要です。
というわけで今回は、『悪玉菌が増えてしまう行為とは?』と
『腸内環境を良くする方法』についてお話しますね。
悪玉菌が増えてしまう行為とは?
腸内の悪玉菌は、脂質や動物性タンパク質(肉、魚、乳製品など)が大好きです。なので、脂質や動物性タンパク質が中心の食事ばかりしていると、
悪玉菌が増えていき、腸内環境が悪化してしまうんです。
そのため、悪玉菌を減らすためには、食生活の改善が大切なんです。
さらに、悪玉菌はアルカリ性の環境が好きで、
弱酸性の環境では機能が低下します。
善玉菌は、腸内を弱酸性の環境にするので、
善玉菌の活動を活発にすることも、とても効果的なんですよ。
腸内環境を良くする方法
トラブルのない肌、若々しく綺麗な肌になるためには、善玉菌を増やすこと(悪玉菌を減らすこと)が大切です。
そのためには、腸内環境を整えることが重要になります。
腸内環境を整えるには、
・食物繊維の多い食べ物を食べる
・乳酸菌を摂取する(ビフィズス菌とアシドフィルス菌)
・オリゴ糖を摂取する
・高タンパク、高脂質なお肉中心食事をやめる
・適度な運動をする
をするといいですよ。
一つずつ詳しく説明しますね。
【食物繊維の多い食べ物を食べる】
食物繊維を取ることは、腸内環境を整える基本ですね。
食物繊維には、“不溶性食物繊維”と“水溶性食物繊維”の2種類があるってご存知ですか。
『不溶性食物繊維』は、水分を吸収すると何十倍にも膨れます。
すると、腸内は刺激されるので働きが活発になり、排便が促されるんです。
しかも、水分を含んだ『不溶性食物繊維』は、適度に柔らかいので、
腸内で詰まることなくスムーズに流れるんですよ。
なので、便秘の人は、『不溶性食物繊維』を取ると良いんです。
不溶性食物繊維は、
納豆、インゲン豆、小豆、ひよこ豆、ヨモギ、しそ、くり、パセリ、まつたけ、エリンギ
などに多く含まれています。
『水溶性食物繊維』は、腸内で発酵すると善玉菌のえさになります。
すると、善玉菌の働きが活発になって増加します。
さらに、発酵してできた物質は、腸を活発にするので排便も促されるんですよ。
下痢をしやすい人は、水溶性食物繊維を摂取すると良いですよ。
水溶性食物繊維は、
納豆、豆味噌、エシャロット、ごぼう、にんにく、ゆず、レモン、おくら
などに多く含まれます。
ただ、食物繊維のとりすぎは、必要な栄養も一緒に排出させてしまうので、
一気にたくさんとらず毎日少しずつ摂取するのがいいですよ。
【乳酸菌を摂取する(ビフィズス菌とアシドフィルス菌)】
乳酸菌も、腸内の善玉菌を優勢にするのに役立ちます。
ただ、乳酸菌なら何でもよいというわけでなく、
ビフィズス菌とアシドフィルス菌を取ることが大切。
というのも、乳酸菌のほとんどは、腸に届くまえに死んでしまいます。
ですが、ビフィズス菌とアシドフィルス菌の死骸は、
腸内の善玉菌の栄養になるんです。
なので、生きて腸に届くかどうか気にせず、
乳酸菌(ビフィズス菌とアシドフィルス菌)を摂取するといいですよ。
【オリゴ糖を摂取する】
オリゴ糖も、善玉菌の栄養になって、腸内環境を整えるのに効果があります。
しかも、人は、オリゴ糖を消化・吸収できないので、
砂糖のようにニキビの原因になりにくいんです。
(人は、オリゴ糖の分解酵素をもっていないんです。)
※砂糖はニキビの原因になる。その理由とは…。
なので、オリゴ糖を摂取して腸内環境を整え、美肌を目指しましょう。
オリゴ糖を摂取するなら、これで決まり!高純度オリゴ糖の『カイテキオリゴ』
⇒カイテキオリゴってどんなもの?

さらに、上でも説明した通り、高タンパク、高脂質な食事は、
悪玉菌を増やすので、摂取を控えましょう。
また、適度な運動も腸内の活動を活発にするので、
毎日少しずつ行うようにするといいですよ。
腸内の悪玉菌は、人体に有害な毒素やガスを大量に発生し、
その結果、活性酸素も大量に発生させてしまいます。
そのため、シワやたるみ、ニキビ、肌荒れの原因になります。
なので、若々しく美しい肌になるために、善玉菌を増やし
活動を活発にして腸内環境を整えましょう。